スポーツ賭博への税金に関するガイド
※記載内容は国や地域によって異なります。必ずお住いの国や地域の制度をご確認ください。
大半の人にとっては、スポーツ賭博と税金は結びつかないでしょう。それらはどのような場合に関係があるのでしょうか。少額のお金を稼いだだけでしたら、税金を払うように言われたことはないかも知れません。
でも、あなたが熱狂的なギャンブラー、またはプロのギャンブラーで、毎年(かなりの)額を稼いでいる場合は、法律上税金を払う義務があるのです。
ではその税金はなぜ必要で、どのように計算するのでしょう?今日の記事は、それについてお話しします。
ギャンブルの賞金に対する税金を払うべきか?
法律に関して言えば、ギャンブルの賞金は所得とみなされるため、絶対に税金を払わなければなりません。プロのギャンブラーでなくても、これらのアクティビティから得たお金は所得税の対象となり、税金を払う必要があります。
ファンタジーフットボールリーグ
ファンタジーフットボールリーグでは、ゲーム参加者が実際のNFL選手の仮想名簿に名を連ね、他チームと対戦します。
当初、これらのリーグはフットボールファンによってプレイされ、単に自慢話のタネにされるだけでした。しかし、これを始める人の数が増えていくにつれて、主催者たちは参加費を徴収するようになりました。今では数多くのリーグができており、人々は参加費を払って参加し、賭け方に応じた賞金を獲得することができます。
また、税金については、その年の獲得賞金の総額が正味600ドルを超えると、税金を払う義務が生じます。
オンラインスポーツ賭博
オンラインスポーツ賭博市場は、特に近年になって目を見張るような成長を遂げました。いたるところに新しいギャンブルサイトが出現し、新規プレイヤーが続々と押し寄せています。
賭けをするのがかつてなく容易になり、非常に多くのプレイヤーとギャンブルのウェブサイトが登場してくると、今度は税金について考えなければなりません。
まず、しきい値ですが、ファンタジーフットボールの場合とほぼ同じ600ドルで、その金額を超えた場合に、これらのギャンブルサイトが皆さんに税金の申告フォームを送付する法的義務を負います。
損失分の控除
ギャンブラーにとっての朗報として、項目別控除というものがあります。それは何でしょう?
簡単に言うと、項目別控除とはあなたが製品やサービスに費やした金額のことで、その金額は課税所得から控除することができるのです。
スポーツ賭博については、損失分を項目別控除対象として申請することができます。ですから、ある年に5,000ドル勝って2,000ドル負けた場合、2,000ドルの損失は項目別控除として計算され、あなたの課税所得は3,000ドルのみとなります。
ことさら運の悪い年となって稼いだ分以上に失ってしまった場合、税金を払う必要はありません。ただし所得を上回った分の損失額について申請をすることはできません。
とにかく、勝った金額と負けた金額を詳細に記録しておくことが必要です。新しい税法改定によると、あなたの賭け金に直接関係する損失額のみが控除の対象となるとのことです。
結論
ほとんどのギャンブルウェブサイトは、しきい値を超えたユーザーに税金申告フォームを送付することが義務付けられていますが、中にはそれを怠るサイトもあります。だからといってあなたは税金の支払いをしなくてもよいということにはなりません。自ら申請を行い、勝った金額を報告する必要があります。